かつて【A型肝炎】は【流行性肝炎】と呼ばれていました。【A型肝炎】の感染は不潔な飲み水や食べ物を口にすることで引き起こされます。特に、上下水道の完備が遅れている発展途上国での発症が多いので、旅行や商用でこういった国を訪れる際は、生水や屋台での飲食は差し控えるのが無難です。
【A型肝炎】は、15〜50日程度の潜伏期間を経て発症します。まず、38度くらいの発熱が起こり、それに続いて寒気や頭痛・関節痛が発生します。その後、食欲不振や吐き気・腹痛・下痢などの症状が1〜2週間程度見られます。これに伴って、黄疸や褐色尿(オシッコが茶色くなる)などの症状が1ヶ月ほど持続します。
黄疸が消えると症状は回復に向かいますが、完治するまでには1〜2ヶ月を要することになります。【A型肝炎】の特徴は慢性化を辿ることがないことですが、感染時に体調の悪い方はまれに【劇症肝炎】を起こして死亡するケースも見られます。
現在、日本における1年間の【A型肝炎】の感染者数は約1万2千人。そのうちの死亡者数は約数十人と推定されています。